グルーミング

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グルーミング
      
グルーミング
グルーミングとは、本来馬丁が馬の手入れをするという意味だそうです。 人が動物を飼えば当然管理し育成する責任があります。
室内飼いの猫たちは自分でなめセルフグルーミングをしますがそれだけでは手入れが十分ではなく、結果部屋中抜け毛が散ってしまいます。   特に長毛の猫は最善の方法としてシャンプーは不可欠です。
抜け毛を放任すると飼い主が我慢できても、来訪者や近所の人に迷惑をかけることになります。「猫は臭い」「毛が散る」などマイナスイメージとなりかねないでしょう。  人と猫との共同生活を円滑にするには、猫に愛情を持って適切なグルーミングを施しましょう
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 グルーミング

 グルーミング前にすること 

猫は、牙と爪の2つの武器を持っています。
必ず爪をチックし、伸びていれば切ります
 
爪を切る注意点:

白い部分とピンクがかった色の部分が あります。
このピンクが血管ですので、深爪にならないよう白い部分を45〜60度の角度で切ります。


 グルーミングの仕方 

猫には、換毛期があり、冬毛と夏毛に抜け替わります。1、2週間かけて毎日大量に毛が抜けます。掃除が大変ですがこの時期は手を抜かずしっかり愛情を込めて毎日グルーミングしてあげてください。
 
短毛種の換毛期 :

毎日1,2回最初に最初にラバーブラシで死毛を浮かび上がらせスリッカーブラシで死毛をかき集め仕上げに獣毛ブラシでブラッシングつやを出します。
 
短毛種の換毛期以外 :

両手でマッサージ手の平を水で湿らせ両手でマッサージをするように猫の体をさわり抜け毛が少なくなるまで行う。
仕上げは軽くブラッシング
 
長毛種の換毛期 :

 毎日朝夕2回以上最初にラバーブラシで死毛を浮かび上がらせスリッカーブラシで死毛をかき集め仕上げにナイロン製のブラシでブラッシングつやを出します。
 
長毛種の換毛期以外 :

ブラッシングコームの粗目で毛の長い部分をコームの細目で毛の短い部分を、毛玉がある場合はピンブラシを使いますが出来るだけ指先でほぐし、四肢の付け根など目立たない場所はカットで処理しましょう。
 
 スリッカーブラシは抜け毛が飛び散らず大変便利です。
   しかし、毛を傷めやすいので、日常はお勧めできません。

 ブラッシングの注意点
   特に長毛種は過剰のブラッシングにより摩擦で毛小皮を
   傷つけてしまいます。これを避ける為、コンディショナーや
   トリートメントを用いるのが良いでしょう。  


    グルーミングと共にチェックしましょう
         全身の皮膚の状態
         けがや皮膚病
         ノミの有無


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 グルーミングに必要道具 

 爪きり
猫専用爪きりが便利ですが、少数猫の飼育の場合人間用の爪きりで爪が割れることもありますがこれさえクリアーすれば、十分間に合います。

 ラバーブラシ
小さい突起のの付いたブラシで手袋形もあります。
死んでいる被毛を取り除き、皮膚のマッサージ効果にもなります。

 スリッカーブラシ
「く」の字に曲がった細い鋼が密集したブラシ
毛のもつれをほぐし、死んでいる毛を除去します。
力を入れすぎると皮膚を傷つけやすいので注意しましょう。

 ナイロン製の剛毛ブラシ
被毛に光沢を与えます。
コンディショナーか水をスプレーして被毛を湿らせブラッシングしましょう。(静電気が起こりやすいため)
乾燥する季節は使用しないでください。

 獣毛ブラシ
つや出し効果は劣りますが、静電気が発生しにくいです。

 ピンブラシ
長毛のもつれをほぐします。
手の甲にあて弾力を確かめ鋼の先端が丸く処理している物を選びましょう。

 ノミ取りくし
ノミを挟んで取り除きます。

 両面コーム
細目と太目の半分ずつ付いたコームで、細目の方を短い部分の毛に、太目の方を長い部分の毛に、もつれをほぐし、毛の流れをスムーズにします。

 フェースコーム
歯が短く目が詰まったコーム
顔など毛が短い部分用

 毛玉切り
鎌状で、先端に鋭利なナイフが付くが先は丸く安全です。
お腹に出来た毛玉をカットするために使用
     
皮膚を傷つける恐れがありますので正しい角度で使用することに注意しましょう。


 猫のお風呂 

 シャンプー、リンス
実際に何種類か試して見ましょう。人間の手が荒れない製品は、猫にとっても良いものになります。
    
避けたい製品:有害成分や合成洗剤や白毛用の蛍光入りのもの毛色に合わせた染料入りのもの強い香りのするもの、
     
シャンプー後に自分で毛をなめますので出来るだけ害のないものを選びましょう

 ガーゼ 
顔を洗うとき使用してください。
目のまわりの涙焼けなどに使用

  被毛が白い猫の赤茶けた汚れには:
    甘みのない炭酸ソーダーを使用

 綿棒
耳掃除用 : 綿棒を湿らせて使用

   
 バックスキン
短毛のつや出しに使用

 絹製の布
短毛に光沢を与える


 短毛猫のシャンプー 

水遊びの好きな猫種(ターキッシュ・バン)以外基本的に猫は水を嫌います。

短毛の猫の場合:よほどの汚れがない場合は、濡れタオルで拭くだけでも良いでしょう。

 長毛猫のシャンプー 

まず、爪をチェックし、伸びていれば必ず切りましょう。

 定期的にシャンプーする為には子猫(生後3ヶ月位)のころから慣れさせましょう。
長毛猫の美しさは日常の手入れとシャンプーによて磨かれ、月2回程度のペースでシャンプーすると良いでしょう。


 シャンプー
猫の体が十分入る大きさの洗い桶に猫の足が隠れる程度まで
湯(38〜42度位、季節に応じて調整)を入れ足先から徐々に浸します。

被毛の表面にある油脂分を取り除くため油脂落とし専用シャンプー液を付け5,6分おいた後洗い流し、

次にシャンプー液を付け、毛の根元から毛先に向かい優しく洗います。
顔の部分は薄めたシャンプー液にガーゼを浸し丁寧に洗います。
十分に洗い流した後、 2度目のシャンプーに入ります。

2度目のシャンプーで泡立ちや脂気が気になるときは3度目のシャンプーと繰り返してください。

シャンプーが終わり、次に希釈したリンス液をかけ、すすぎます。 シャンプーやリンスの臭いが体に残らないようしっかりすすぎましょう。


   ※ 重要ポイント
被毛の油脂分を取り除くこと : 
脂落とし専用シャンプーがある

    シャンプー液、リンス液の希釈
         シャンプー液 :3〜5倍
         リンス液 :柔らかい毛質3倍
                硬い毛質5〜10倍 が目安

すすぎ後、水気を切ってバスタオルで包み5分ほど抱きながら水気を取りながら、耳の中の水気を綿棒で軽くふき取る

次にドライヤーで乾かします。
少し離れたところでスイッチを入れましょう。
(猫が驚かないように)
バスタオルを敷き温風に慣れさせてください。
最後にくしで、毛の流れに沿って毛並みを整えましょう。


 耳 : 黒く汚れた耳垢が多い場合耳ダニの疑いがあります。 この場合は獣医師に見てもらいましょう。

耳が赤くなったり熱っぽいときは熱を測り39度を超える
熱があるときはシャンプーを中止しましょう。

    猫の平熱 : 約38度

      
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